関越特別区間割引(水上~湯沢間)

都心から新潟方面や北陸方面に行くためにも関越自動車道はなくてはならない高速道路です。

その途中にある新潟県の湯沢といえば、温泉やスキーなど観光資源が豊富な地域でも有名です。

ETCカードを使った有料道路の割引の制度はいろいろありますが、関越自動車に関しては「関越特別区間割引」という制度があります。

湯沢への通行に大変おトクな割引制度ですが、どのような割引制度でしょうか?

雪の高速道路

【関越特別区間割引(水上~湯沢間)とは?】

関越自動車上の水上IC(群馬県)~湯沢IC間の通行料金が約30%割引となります。

この区間は山と峠に囲まれた地域であり、一般道はありません。

関越自動車道には山を貫通する日本で二番目に大きい関越トンネルが通っており、高速道路を通らず水上から湯沢方面に行くためにはかなりの迂回を要します。

そういった経緯もあり関越自動車を通行するドライバーのためにETCカードを用いた割引制度が設けられました。

特別区間の通行料金は1kmあたり39.36円に設定されていますが、ETCカードの割引が適用されると24.6円(NEXCO東日本管内の大都市近郊区間と特別区間を除く区間の料金)になります。

その金額に車種などの比率などを調整させて料金が決まります。

この割引制度は、何度か割引率の改正が行われ、現在の割引料金の適用期間は平成26年4月1日~平成36年3月31日までとなっています。

新潟方面への通行が多いトラックドライバーや、湯沢で観光などを楽しみたいファミリー層にはうれしい割引制度といえます。

【割引条件】
対象期間:平成26年4月1日から平成36年3月31日まで(予定)
対象車種:ETCカード・車載器を搭載したすべての車両
割引対象日:毎日
対象区間:関越自動車道の水上IC~湯沢IC間(その区間のみの通行も割引対象)
割引率:対象区間1kmあたり約30%割引(1kmあたり39.36円⇒24.6円)
通行料金:以下の通りとなっています。
・普通車:通常料金1270円⇒ETC車割引料金850円
・大型車:1990円⇒1300円

▼注意点

高速道路利用1回にかかる固定費(150円)については割引対象外となっています。

他の割引制度で適用外になりがちなその他のETC割引や障害者割引ですが、関越特別区間のETC料金に対し、割引が適用されます。

また特別区間を含む走行区間の中で、複数ルートがある場合は最も安い経路で計算されます。

その金額が特別区間割引より安い場合は特別区間割引は適用外です。

アクアライン割引

房総半島へのお出かけや、木更津方面から都心へ通勤するドライバーにとってなくてはならない有料道路といえば「東京湾アクアライン」です。

そんなドライバーにうってつけの割引制度が、ETCカードの割引制度である「アクアライン割引」です。

アクアライン割引とは、どのような制度なのでしょう?

アクアライン 海ほたる

【アクアライン割引とは?】

東京湾アクアラインは1987年に開通した、川崎市と千葉県木更津市を一直線に結ぶ高速道路です。

それまで千葉方面への通行に利用され、渋滞の原因にもなっていた湾岸線の渋滞緩和とアクアラインの利用促進のため、ETCカードを使用し料金所を通行する際に高速料金が割引される制度がアクアライン割引です。

アクアライン割引は2002年からの制度で、割引率や割引時間帯などさまざまな変更を経て、2009年に当時の千葉県知事が普通車の通行料金を800円と大幅に割引することを発表し、今に至ります。

この割引は当初2011年まででしたが、さらに2014年まで延長し、2014年の時点で再度向こう10年は継続するということが決まっています。

渋滞が発生している湾岸部からの交通の転換を図り、湾岸部の渋滞緩和や物流の活性化、海ほたるPAや木更津・房総半島への観光振興への効果が期待されています。

【割引条件】
対象車種:ETCカード・車載器を搭載したすべての車両
割引対象日:毎日
時間:終日
対象区間:東京湾アクアライン(川崎市の浮島IC~木更津金田IC間)
※アクアライン途中にある海上の「海ほたるPA」は観光スポットになっています。
川崎方面・木更津方面いずれからの通行も途中の海ほたるでUターンし、戻る場合にも割引が適用されます。
料金は片道料金が適用されます。
ETC専用のレーンを行き帰りそれぞれ通行することで割引となります。
通行料金:以下の通りとなっています。
・軽自動車:通常料金2470円⇒ETC車割引料金640円
・普通車:3090円⇒800円
・中型車:3700円⇒960円
・大型車:5090円⇒1320円
・特大車:8490円⇒2200円

【注意点】

ETC時間帯割引(休日割引・深夜割引)や障害者割引などは重複適用はできません。

その代わり、ETCマイレージサービスの対象となり、アクアライン割引を利用した場合は80ポイントのマイレージが貯まります。

また、ETCコーポレートカードを使用した大口・多頻度割引とも組み合わせ可能なため、利用額に応じた割引率が適用となります。

外環道迂回利用割引

ETCカードを所持しているドライバーのための割引制度は、地域によりさまざまなものがあります。

居住地の近くの高速道路や目的地へ向かうために高速を使う時は、割引制度を調べて効率よく利用しましょう。

首都圏のドライバーにおすすめの割引制度は、外環道迂回利用割引です。

外環道

【外環道迂回利用割引とは?】

外環道迂回利用割引は、首都高などの料金体系が変更となった平成28年4月1日からスタートした新割引制度で、適用期間は当面継続予定となっています。

元々首都高速道路は渋滞問題に悩まされていました。

その解消を目的として首都高を発着として放射高速道路を通行する際、外環道を迂回する車にETCカード専用の割引を設けることにより直線距離で首都高発着で放射高速道路を利用した場合の高速道路料金と同額になるよう調整される仕組みです。

通行料金はETCレーンを通過した際に割引されるわけではなく、後日カード会社から割引料金で請求されます。

先に金額を知りたい場合は、ネット上で走行料金を確認できる「ETC利用照会サービス」を利用しましょう。

【割引条件】
対象車種:ETCカード・車載器を搭載したすべての車両
割引条件:首都高速の都心環状内の出入り口を発着し、東京外環道を1JCT間のみ迂回利用して放射高速道路を利用した場合
対象となる放射高速道路:東北道/常磐道/関越道/首都高速埼玉大宮線
割引率:上記の要件を満たすことにより、外環道の利用料金が0円~数百円単位で割引となり、首都高速~放射高速道路を直接走行した際の高速代と同額になるよう調整される。
詳細な料金は車種によっても異なるため、ホームページで確認が必要。

【注意点】

以下の条件では外環道迂回利用割引の対象とはなりませんので注意が必要です。

①1JCT間を超えて迂回利用をする場合(例:美女木JCT~三郷JCT間を迂回した場合、間に川口JCTを挟むため2区間になってしまう)

②都心環状線内と放射線高速道路が発着ではない場合

③大泉JCT~美女木JCT間は対象外

※例えば、川口JCT~大泉JCTを2区間迂回して関越道に出た場合、2区間の利用であっても対象外とはなりません。

美女木JCT~大泉JCT間の高速料金:430円はかかりますが、1区間の迂回分として首都高との割引料金調整が生じ、結果首都高IC~大泉JCTを直接通行した場合の通行料金と同額になります。

ETC2.0割引

ETCカードを使った割引制度の中でも、「ETC2.0割引」と聞いてピンとくる人はあまりいないかもしれません。

耳慣れない制度であるETC2.0割引ですが、一体どのような制度なのでしょう?

圏央道

【ETC2.0の概要】

従来のETCの機能がバージョンアップしたものが「ETC2.0」です。

従来のETCはETCカードを挿し込んだ車載器と高速の出入口に設置された通信機との間で高速代の収受をするだけの機能でした。

ETC2.0はそれ以外にも渋滞情報や安全運転支援の情報をやりとりすることができます。

自動車専用道路に張り巡らされた「ITCスポット(渋滞情報を提供しているVICSシステムの高度版)」からETC2.0専用の車載器を通してカーナビやスマホに情報を受信することにより、渋滞回避の道順をナビが示してくれたり、「この先の道路にカーブがあるため事故注意」などと教えてくれるというわけです。

ITCスポットは今後も増え、提供できるサービスもますます豊富になっていくことが期待されています。

【ETC2.0割引とは?】

新湘南バイパスを含む圏央道を、環状道路として有効利用してもらうために平成28年4月から設けられた割引制度です。

車種はETC2.0専用の車載器を搭載した車すべてとなります。

ETC2.0車に限り、圏央道の料金は水準の2割引(地方部の高速道路の普通区間水準の24.6円/kmとする)となります。

例えば、入間~境古河間の圏央道を利用した場合、普通車のETC車の料金は2140円ですが、ETC2.0車の場合は1840円に割引されます(軽や大型車は異なりますのでホームページの料金表で確認しましょう)。

【割引条件】
対象車種:ETCカードとETC2.0専用の車載器を搭載した車両全般
対象区間:圏央道(茅ヶ崎JCT~海老名JCT、海老名~木更津JCT)、新湘南バイパス(藤沢~茅ヶ崎JCT)
割引率:地方部の高速道路に適用される普通区間の料金水準に割引(普通車の場合は24.6円/km)
※混在車線や一般ゲートでETCカードの手渡しにて割引を受ける場合は、係員にETC2.0車載器を搭載している旨を申告しましょう。

【ETC2.0割引の注意点】

深夜割引や休日割引など他のETC割引や、障がい者割引との重複割引適用はできませんので注意しましょう。

この場合は割引率が高い方が適用になります。